こんにちは!
今回は、アパレルECから食品やサプリメントまで幅広いEC経験を持つ著者が「ささげ」について解説します。
本記事は、ECサイトの運営者はもちろん、メルカリやヤフオクなどを利用し個人で出品されている方にとっても有益な情報になっているので、是非最後までご覧ください!
☑️こんなお悩みありませんか?
- ささげって結局何か分からない
- ECの画像ってどう撮影すれば良いの?
- 商品の説明文に何を書けば良いの?
- 今以上に購入率を上げたい
💡この記事で分かること
- ささげが説明できるようになる!
- ささげのコツが理解できる!
- 購入率が高い商品ページのポイントが分かる!
目次
ささげって何?
ささげとは、撮影(さつえい)、採寸(さいすん)、原稿(げんこう)の頭文字を取って作られた言葉です。
物販系のECサイト運営において、撮影、採寸、原稿は必要不可欠であるため、非常に重要視すべき施策の一つです。
撮影、採寸、原稿の詳細は以下をご覧ください。
- 撮影(さつえい)
商品の画像や着用画像を撮影すること - 採寸(さいすん)
商品のサイズを的確に測ること - 原稿(げんこう)
商品の長所や使用感を原稿にすること
ささげの重要性とは?
撮影された画像、採寸されたサイズ、原稿として記された使用感などは、お客様が商品を購入する上で必要不可欠な情報です。
例えば、あなたがECで衣類を購入する時に、商品の画像を確認せずに購入しますか?
>大半の方が「No」だと思います。
この質問だけでも重要性が伝わると思いますが、ECにおいて「ささげ」は非常に重要です。
また、世界最大級のネット通販業界の専門誌『Digital Commerce360』が2019年ホリデーシーズンの購買体験と2020年に消費者が望むことについて調査したデータでは、以下のように言われています。
- 30%の人がオンライン購入で「商品情報の充実と鮮明な商品画像」を望んでいる
絶対抑えるべき!ささげの考え方とは?
アパレルECを5年経験し、ささげの管理監督も担っていた著者が、絶対に抑えるべき「ささげのコツ」を解説します!
ささげは2つの要素を抑える必要があります。
- 購入する上で必要不可欠な情報を網羅
- 購入意欲が湧き立つ情報に磨き上げる
上記の2つ要素を抑えるために、具体例も交えてささげの考え方をご紹介します。
商材を購入する目的を理解する
家具や家電、ファッション、食品など、商材によって載せるべき情報や魅力的な情報が異なります。
その理由は、商材を利用する目的が異なるからです。
▼例:商材を利用する目的は異なる!
商材例 | 利用目的の一例 |
Tシャツ | ・テンションを上げたいため ・快適な生活をしたいため ・必需品のため |
テレビ | ・テレビを見たいため ・画質の良いテレビにしたいため ・大きなテレビにしたいため |
飲み物 | ・健康のため ・好みの飲み物を見つけたいため ・好みの飲み物を持ち歩きたいため |
上記のように、利用する目的が異なると、自ずと必要な情報が変わってきます。(後述します)
そのため、商材理解を深め、想定できる限り利用目的を洗い出すことが重要です。
必要な情報を網羅的に考える
商材を利用する目的を理解した後は、そのために必要な情報を洗い出します。
先ほどの表で出した商材例を使って、必要な情報を洗い出してみましょう。
▼例:各商材の必要な情報を洗い出す
商材例 | 購入目的の一例 | 撮影 | 採寸 | 原稿 |
Tシャツ | テンションを上げたい 快適な生活をしたい 必需品のため |
フロント バック サイド 着用 接写 など |
着丈 幅 襟元 袖丈 など |
透け感 触り心地 シルエット 通気性 価格 など |
テレビ | テレビを見たい 画質の良いテレビにしたい 大きなテレビにしたい |
スイッチOFF スイッチON バック サイド など |
インチ 高さ 横幅 厚さ など |
解像度 音質 価格 他機能 など |
飲み物 | 健康のため 好みの飲み物を見つけたい 好みの飲み物を持ち歩きたい |
容器 コップに注ぐ 他の飲み方 など |
内容量 大きさ 重さ など |
味 舌触り 価格 他の飲み方 など |
表の中では、全てを網羅していませんが、想定される利用目的に合わせて必要な情報を全て書き出してみましょう。
もちろん商材で必要な情報は全く異なりますし、利用目的によって必要な情報が変わることに気づくと思います。
自分がお客様なら購入に至る状態か?
全ての情報を洗い出し、実際に撮影、採寸、原稿の情報を確認しましょう。
自分がお客様なら、購入するために必要な情報が網羅されているでしょうか?
もし情報が足りないと思うのであれば、お客様の中にも同じように考える人がいるはずです。
この時点で情報の精査や情報追加をしていきましょう。
自分がお客様なら買いたいか?
最後は、出来上がった情報を見て、自分がお客様なら買いたくなるかを確認しましょう。
購入する上で必要な情報は網羅されているけど、買いたくならない…。
そんな場合は、見せ方や表現方法を工夫してみましょう。
購入意欲を掻き立てられる写真や原稿を追求してみてください!
イメージが沸かない場合は、人気サイトの商品情報を参考にするのがオススメです!
重要!ささげのコツ11選をご紹介!
撮影、採寸、原稿それぞれで、ささげのコツをご紹介します!
撮影のコツ4選
①商品の全方面から撮影する
前、後ろ、横からの画像があるとギャップが生まれにくく、安心感があります。
衣類や、バッグなどは特に重要な要素です。
②商品の細部まで撮影する
質感やボタンなど、細部の画像があると、こちらもギャップが生まれにくく、安心感を持たれやすいです。
アパレルはもちろん、インテリアや家電などの商材で重要な要素です。
③利用イメージが湧く撮影をする
アパレルなら着用画像、飲み物ならコップに入った画像など、利用シーンに合わせた画像があると、購入意欲の意思決定がしやすくなります。
どの商材でも重要な要素なので、意識してみてください。
④商品の魅力が伝わる撮影をする
テレビなら画質、タンスなら収納量など、商品の魅力が伝わる画像は、購入意欲を掻き立てます。
どの商材でも重要な要素なので、商品の魅力を考えてみてください。
採寸のコツ3選
①各カテゴリで採寸箇所を定める
カテゴリに合わせて採寸箇所を定めると、自社EC内で購入の比較検討がしやすくなります。
②採寸箇所は細かく設定する
極力細かな採寸をすることで、フィット感などのイメージが湧きやすく、購入の意思決定がしやすくなります。
特に、家電などの大きな商材や、アパレルなどのフィット感が重要な商材では、抑えておくべきポイントです。
③サイズ表記を統一する
シューズなどの場合、日本モノと海外モノでサイズ表記が異なる場合があります。
統一することで、サイズ感を把握しやすくなるため、購入の意思決定がしやすくなります。
原稿のコツ4選
①商品ごとの基本情報を抑える
商品ごとの基本情報に漏れがないか確認しましょう。
基本情報が漏れていると、購入しづらくなる要因になります。
②イメージが湧く表現にする
イメージが湧くような表現は、購入意欲を掻き立てます。
例えば、速乾性のあるTシャツなら「汗をかいてもシルクのようにサラサラ」というような表現をすることで、イメージを湧きやすくしてあげることも重要です。
③5W2Hを網羅する
5W2Hを網羅した情報を記載することで、購入の意思決定がしやすくなります。
5W2H | 意味 | 記載すべき情報の例 |
When | いつ | 発売開始日、販売期間 |
Where | どこで | 生産国、製造場所、原産地 |
Who | 誰が | ターゲットとする人物像、生産者さんの声 |
What | 何を | 商品の特徴、魅力 |
Why | なぜ | 買うべき理由、解決できる課題 |
How | どのように | 使い方、取り扱い上の注意 |
How much | いくらで | 価格、割引率 |
③SEO対策を抑える
SEOに関わるキーワードを散りばめつつ、ユーザーの課題を解決する情報を説明文などに入れることで、SEO対策に繋がります。
SEO強化により自然流入数が増加すれば、必然的に購入者数の増加に繋がります。
撮影依頼にオススメのサービス!
採寸や原稿は自社でも一定のレベルであれば内製化が可能です。
でも、撮影を自社で内製化しても、クオリティに納得が行かないことも多いのが現状だと思います。
そこで、オススメは「ココナラ」です。
ココナラは、ネット上で個人やフリーランスの方に依頼ができるサービス。
ココナラには、クオリティの高い画像を撮影してくれるフリーのカメラマンさんがたくさんいます。
また、カメラマンさんによって、得意とする商材などが異なるので、自社商品に合ったカメラマンさんを見つけることもできます!
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😭ココナラのデメリット
- 多少の工数が発生する
- やはり撮影スキルに幅がある
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手順も簡単で、以下5ステップ!
①会員登録
②サービスを探す
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ココナラが気になった人は以下にリンクを貼っておきますので、是非ご覧ください!
今回は、ECにおいて重要な項目である「ささげ」について解説しました!
ご質問やECコンサルのご依頼は、コメントもしくはお問い合わせページまで!
それでは、今回はこの辺で〜!