こんにちは!
今回は、EC歴6年の現役ECコンサルである著者が訪問者を表す言葉の一つである「MAU・WAU・DAU」について解説します。
本記事は、EC運営を始めた方だけでなく、IT業界やWeb業界にお勤めの方にもオススメです!
☑️こんなお悩みありませんか?
- MAUって何?DAUって何?
- MAUやWAUの読み方がわからない。
- MAU,WAU,DAUの違いがわからない。
💡この記事で分かること
- MAU,WAU,DAUの概要が分かる!
- MAU,WAU,DAUの違いが分かる!
EC運営やメディア運営する上で知っておくべき指標なので、是非一度ご覧ください!
目次
DAUとは?
DAUの基本概念
DAUとは、デイリーアクティブユーザー(Daily Active User)の略。
1日1回以上のサイトに訪問があったユーザー数を指します。
読み方は「ディーエーユー」と呼ぶ人もいれば「ダウ」と呼ぶ人もいます!
▼具体例
あるユーザーが自分たちのECサイトに訪問してくれました。一度サイトを閉じてから、その日に改めてサイトに訪れました。さて、DAUは何人でしょう?
答えは「1人」です。
つまり、1人のお客様が1日に何回サイトに訪れても「1」としてカウントします。
DAUの活用方法
DAUを知るということは、毎日サイトに来てくれている人数を把握することができます。
サイト運営には「購入」や「認知」などの目的があるはずです。しかし、それらの目的を達成するためには「閲覧」というステップが必要。
DAUは、閲覧してくれている人数を把握し、良し悪しを判断するために活用することをお勧めします。
そもそもサイトに訪れる人がいないなら、いくら運営しても無意味なので、訪問者を増やす施策を考えてみてください!
WAUとは?
WAUの基本概念
WAUとは、ウィークリーアクティブユーザー(Weekly Active User)の略。
1週間に1回以上の訪問があったユーザー数を指します。
読み方は「ワウ」と言われることが多いです!
▼具体例
あるユーザーが1週間の間、毎日自分たちのECサイトに訪れてくれました。さて、WAUは何人でしょう?
答えは「1人」です。
つまり、1人のお客様が1週間のうちに何回サイトに訪れても「1」としてカウントします。
WAUの活用方法
WAUは、週単位で訪問してくれている人数を把握することができます。
更に、1週間のDAU合算値をWAUで割ると「1週間あたりの平均訪問回数」を把握することできるんです!
つまり、1人のユーザーが1週間の間に何回サイトに訪れたのか?を把握することができます。
運営サイトによりますが、週に何度もサイトに訪れて欲しい場合は、WAUを用いた指標を活用することをお勧めします。
購入頻度の高い消費財を扱うECサイトや、サイト更新頻度の高いメディア系のサイトはこれらの数値を重要視しても良いと思いますよ!
MAUとは?
MAUの基本概念
MAUとは、マンスリーアクティブユーザー(Monthly Active User)の略。
1ヶ月に1回以上の訪問があったユーザー数を指します。
読み方は「エムエーユー」や「マウ」と呼ばれています。
▼具体例
あるユーザーが自分たちのECサイトに毎週1回サイトに訪れてくれました。さて、MAUは何人でしょう?
答えは「1人」です。
つまり、1人のお客様が1ヶ月のうちに何回サイトに訪れても「1」としてカウントします。
MAUの活用方法
MAUは、月単位で訪問してくれている人数を把握することができます。
更に、1ヶ月のDAU合算値をMAUで割ると「ユーザーあたりの平均月間訪問回数」を把握することできるんです!
つまり、1人のユーザーが1ヶ月の間に何回サイトに訪れたのか?を把握することができます。
平均月間訪問回数は、どのサイトでも注視した方が良い指標だと思います。
定期的に訪問してもらうことで、いざ購入を検討する際に想起されるため、月間訪問回数のチェックは重要だと思います。
DAU・WAU・MAUの違い
DAU,WAU,MAUは訪問を表す指標。
違いは、前述の内容を読んでいただければ分かると思いますが「期間」です。
しかし、期間という表現だけだと、少しわかりづらいと思うので、もう少しわかりやすい図で解説します。
以下の図をご覧ください。
上記は、Aさんが1月に4回サイトに訪れているものを図解にしたものです。
初回のサイト訪問は1月1日で、その後20日、28日、31日とサイトに訪れています。
この場合、1月のDAUは「4」、WAUとMAUはそれぞれ「2」と「1」になります。
WAUは指定期間の最終日から7日間を取るため、上記の図で言うと1月25日~1月31日の訪問回数を集計します。
このように、DAU,WAU,MAUによって結果が異なるため、各指標を正しく理解をした上で、必要な指標を必要なタイミングで確認できるようになると非常に利用価値の高い指標だと思います。
DAU・WAU・MAUの確認方法
確認ツールと確認手順
一番手軽に無料で確認できる方法は、Google Analytics(以下GAとする)で確認することです。
手順は以下の通りです。
- GAとWebサイトを連携する
- GAで数値集計されているか確認
- 実際に数値集計されるまで待つ
- GAの対象画面で数値を確認
※対象画面は後述
GAとの連携方法などについては、別で記事を書く予定なので、しばしお待ちください!
今回は数値の確認方法を以下に記載しておりますので、是非ご覧ください!
GAで確認できる画面を紹介
現在Google Analyticsには2種類が存在します。
- ユニバーサルアナリティクス
- Google Analytics 4
ユニバーサルアナリティクスは2023年6月末で終了するとGoogleが発表(※1)していますが、本記事執筆時点ではまだ終了していないため、今回は両画面の確認方法をご紹介します。
※1:「アナリティクスヘルプ」参照
①ユニバーサルアナリティクスでの確認
以下の図をご覧ください!
▼手順
①左の項目から「ユーザー」を選択
②その後「アクティブユーザー」を選択
③期間を選択し、各ユーザー数を確認
画像のDAU、WAU、MAUと記載している箇所の数値がそれぞれの指標数値です!
①GA4での確認
▼手順
①左項目上から2つ目「レポート」を選択
②「レポートのスナップショット」を選択
③期間を選択し、各ユーザー数を確認
画像のDAU、WAU、MAUと記載している箇所の数値がそれぞれの指標数値です!
さて、今回は、ECにおける超基本の指標「DAU/WAU/MAU」のご紹介をしました!
今回ご紹介したDAU/WAU/MAUは訪問者に紐づく指標の一つです。
ECにおいて指標の設定は重要です。
ECにおけるKPI指標を細かく説明した記事は以下になるので、興味があればご覧ください!
それでは、今回はこの辺で!