EC基本用語集!
今回は「直帰率・離脱率」についてご紹介✨
※他のEC用語を知りたい方はこちらをクリック
【こんな人(Webサイト運営者)におすすめ】
- 「直帰率や離脱率という用語を知らない人」
- 「直帰率や離脱率の定義が曖昧な人」
直帰率や離脱率という似たような言葉を正しく理解することで、一気に課題がクリアになります!
この記事では、定義や実際の活用方法(事例)をご紹介します!
「直帰率・離脱率」の定義を正しく理解し、効果的な解決策に繋げてみてください!
この記事を書いている「ぼく」のプロフィールはこちら
「直帰率」とは?
分かりそうで分かにくい「直帰率」
まずは、その定義からご紹介しましょう!
直帰率とは、1ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。
※参照元:Google Support
上記の説明で理解できた方はどのくらいいらっしゃるのでしょう?w
既にセッションの定義が頭に入っている方は理解しやすいかもしれないですね!
※セッションについてはこちらの記事をご覧ください。
ちなみに、ここで分からなくても、ご安心ください!
極力分かりやすくお伝えします!
直帰率を知るために、2つの手順に基づいてご説明します!
- 直帰の概念を知る
- 直帰率の概念を知る
直帰の概念を知る
「直帰とは、Webサイトに訪問して1ページ目で離脱すること」を指します。
例えば、Web広告などを経由して、ECサイトにアクセスしたけど、興味が沸かず、1ページ目でサイトを閉じたことはありませんか?
それが「直帰」です。
アクセスを開始したページから他のページに移動せずにサイトから離れた場合が「直帰」に該当するので、1ページ目として表示されたページに問題があったり、興味のないユーザーがECサイトに訪れているケースなどもあります!
直帰率の概念を知る
「直帰率とは、前述した直帰の数を全てのアクセス回数で割った割合」を指します!
※計算式:直帰の数÷全アクセス数(セッション数)
例えば、あるECサイトに月間で100アクセスがあり、そのうち20アクセスが直帰だったとします。
その場合の直帰率は20%(直帰の20アクセス÷全100アクセス)となります!
直帰率が高ければ高いほど、1ページで離脱するユーザーの割合が多いことになるため、サイト改善やサイトに呼び込むユーザー属性に課題があるケースがあります。
「ぼく」の経験上、ECサイトにおける直帰率の平均値は大体30~50%程度。
直帰率30%だと比較的優秀で、50%だと高いかなという所感です。
こういう目安を参考に、自社の直帰率が良いのか悪いのかを判断し、改善してみてください✨
「離脱率」とは?
次に、直帰率と混同しがちな「離脱率」
こちらも定義からご紹介しましょう!
離脱率とは、個々のページの全てのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
※参照元:Google Support
こちらもちょっと複雑な感じしますよね?w
前述の内容で、直帰率の概念は理解していただけたかと思います。
それを踏まえて、離脱率をもう少し分かりやすくご紹介します。
離脱率を分かりやすく解説!
離脱率とは「アクセス(セッション)が切れた数(=離脱)を全てのページビュー数で割った割合」のことを指します!
※計算式:アクセスが切れた数÷全ページビュー数(PV数)
※ページビューについてはこちらの記事をご覧ください。
皆さんは、どのWebサイトに訪れても必ずどこかでサイトを閉じますよね?
その閉じた時がいわゆる「離脱」です。
「離脱率」は、その離脱の数に対して、全てのページビュー数を割った割合になります。
例えば、商品Aのページが100回閲覧されていて、商品Aのページで20回アクセスが切れた場合、離脱率は20%となります。
直帰率も離脱率も全てのページ1つ1つで集計されるので、
- 商品Aのページ:直帰率40%、離脱率20%
- 商品Bのページ:直帰率35%、離脱率25%
というように、各ページで結果が当然異なってきます!
注意点は、離脱率を計算する際の母数がページビュー数になることです。
そのため、1人のユーザーにたくさんのページを見てもらうことができれば、自然とサイト全体の離脱率は下がります。
定義を正しく理解し、何が課題なのかを考えれば、少しずつ改善に向かっていくはずです✨
「直帰率・離脱率」の活用方法をご紹介!
最後に「直帰率・離脱率」の活用方法をご紹介します!
おさらいですが、超簡単にいうと
直帰率とは1ページ目で離脱した割合を指し、
離脱率とはページ数関係なく離脱した割合を指します。
そのため、直帰率と離脱率で課題が若干異なる場合があります。
直帰率が課題の場合
直帰率が高い場合、以下いずれかの問題があることが多いです。
- いずれかのページに問題がある可能性
- 興味を持ちづらい訪問者が来ている可能性
直帰率に課題があると感じたら、まず上記2つを疑いましょう!
いずれかのページに問題がある場合は、以下の手順に則り、課題解決に繋げます。
- 閲覧開始数の多い順に並べる
- 直帰率が一定を超えるページを抽出する
- 対象ページで直帰が起きる原因を考える
- 原因を解決できるサイト作りを実装する
要は、①特に課題の大きいページを特定し、②特定したページを改善することで直帰率は大幅改善します!
「ぼく」も上記手順に則って、1ページだけサイト改善を行ったところ、サイト全体の直帰率が10Pt弱も減少しました!!
※直帰率10Pt減少は効果の良かった事例として考えられると思います!
また、興味を持ちづらい訪問者が来ている場合は、以下のシンプルな改善策を実践してみましょう!
- 流入の多い経路をチェックする
※例)広告経由?SNS経由?など - 対象経路でのPR方法やターゲットユーザーを再検討
こちらはサイト改善というより、そもそも親和性の高いユーザーを集めることにフォーカスすべきです。
だからこそ、対象の流入経路で「どういう人にどういう内容でどうアプローチしていくか?」を練り直し、最適な人に最適なアプローチ方法を探し出す必要があると考えています!
さて、いかがだったでしょうか?
今回は、直帰率と離脱率に関してご紹介しました♪
様々な用語が飛び交うEC業界では、正しい定義を理解し、様々な活用方法を吸収することで、打ち手の数が増えます!
※他のEC用語を知りたい方はこちらをクリック
まずは、「学んだことをやってみる」ことが大事です。
少しでも皆さんもEC売上アップに繋がる記事が書けると嬉しい限りです✨
頑張ってくださいね!
それでは、今回はこの辺で!