こんにちは!
今回は、EC運営6年、アパレルEC経験もある著者が「アパレルECサイトのランキング」について解説します。
☑️こんな人におすすめ!
- アパレルECのランキングが知りたい人
- 最近成長中のアパレルECを知りたい人
💡この記事で分かること
- 2022年アパレルECランキングが分かる!
- 成長中のアパレルECが分かる!
目次
アパレル企業EC売上高ランキング
※ECプラットフォームを含めると、ZOZOTOWNが第一位(商品取扱高:約5,089億円)
※今回はEC売上高300億円以上に限定
第1位:ユニクロ
今や世界のアパレル企業の中で第3位となったファーストリテイリンググループのユニクロが堂々の第1位!
ユニクロは、店舗との連携やアプリ強化により、着々と売上を伸ばしていますね。
▼2021年8月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約1,269億円 | グループEC売上高:3,800億円 |
成長率 | 17.9%増 | ー |
EC化率 | 15.1% | ー |
主なブランド | ユニクロ | グループ全体の場合:GUなど |
第2位:アダストリア
アダストリアグループは自社ECの[.st]強化を行い、堂々の第2位となりました!
▼2022年2月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約574億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 6.8%増 | ー |
EC化率 | 30.1% | ー |
主なブランド | グローバルワーク、nico and… | その他も多数ブランドあり |
第3位:ベイクルーズ
ベイクルーズは圧倒的でEC化率を誇っていますが、EC化率がいまだ伸び続けている日本でも有数のアパレルEC企業です!
▼ベイクルーズCEOインタビューより
※参照:FASHIONSNAP「2022年ベイクルーズ杉村茂CEOインタビュー
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約545億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 6.8%増 | ー |
EC化率 | 45.0% | ー |
主なブランド | JOURNAL STANDARD、IENA | その他も多数ブランドあり |
第4位:オンワードホールディングス
百貨店ブランドを多く保有するオンワードホールディングスはアパレル企業としても売上高上位でありながら、ECに力を入れ続けています!
▼2022年2月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約431億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 6.0%増 | ー |
EC化率 | 30.0% | ー |
主なブランド | 23区、組曲 | その他も多数ブランドあり |
第5位:TSIホールディングス
JILL STUARTやNATURAL BEAUTY BASIC、NANO UNIVERSEなどのブランドを保有するTSIホールディングスが第5位。ライセンスブランドも多数保有している当グループはコアファンも多く、非常に魅力的なブランドを取り扱っています。
▼2022年2月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約430億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 3.4%減 | ー |
EC化率 | 34.4% | ー |
主なブランド | JILL STUART、NANO UNIVERSE | その他も多数ブランドあり |
第6位:ワールド
アパレル企業としては第4位のワールドですが、EC売上に限定すると第6位という結果に。
ワールドがコロナ禍で受けた影響は非常に大きく、ワールドも2022年3月期の決算資料(※1)でECの巻き返しに力を入れていくと発表しています。
※参考:株式会社ワールド 2022年3月期 決算説明会資料
▼2022年3月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約356億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 8.6%減 | ー |
EC化率 | 20.8% | ー |
主なブランド | index、INDIVI | その他も多数ブランドあり |
第7位:パル
パルグループは早期からECに力を入れており、第7位に食い込みました。成長率も鈍化することなく、成長を続けています!
▼2022年2月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約329億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 38.4%増 | ー |
EC化率 | 37.8% | ー |
主なブランド | CIAOPANIC、WHO’S WHO gallery | その他も多数ブランドあり |
第8位:ユナイテッドアローズ
ユナイテッドアローズグループは2021年2月期のデータでは成長を遂げています。ただ、決算を確認すると、2022年3月期でEC売上は前年比で減少しているようです。正確な数値が発表されていなかったため、以下表では2021年2月期のデータを載せていますが、少し苦戦しているのかもしれませんね。
▼2021年2月期
項目 | 値 | 備考欄 |
EC売上高 | 約326億円 | ※グループ全体の売上です |
成長率 | 11.7%増 | ー |
EC化率 | 32.0% | ー |
主なブランド | UNITED ARROWS、coen | その他も多数ブランドあり |
番外編:急成長中アパレルEC企業
個人的に最近急成長を遂げているアパレルECブランドをご紹介します!
戦略が秀逸なブランドだと感じているので、是非参考にしてみてください!
BUZZWIT
BUZZWITは、前述したアダストリアグループに属しているアパレルEC専門の企業です。
実店舗を持たず、SNSとECサイトにて販売を広げています。
ZOZOTOWN限定ブランドの「apresjour(アプレジュール)」をはじめ、ストリート系ブランドの「kutir(クティール)」やシミラールックブランドの「PairPair(ペアペア)」といった大人気ブランドを作り続けています!
会社設立が2016年。
そこからたった5年の2021年1月期には何と約64億円の売上を達成。
アパレルEC業界で間違いなく急成長を遂げている企業だと言えます。
グレイル
グレイルは、10代〜20代の女性に絶大な支持を得ているECブランドです。
トレンドを抑えた商品を取り揃えているにも関わらず、価格が非常に安く、お得感が強いのが特徴です。
更には、有名インフルエンサーや有名芸能人を起用し、プロモーション活動を継続し続け、ブランディングも確立しています。
ここ数年で急拡大を続けており、2007年の会社設立から、2012年に年商30億円、2016年には年商60億円、2021年には年商252億円ととんでもない拡大を続けています。
継続的に成長を続けており、ここ数年の急成長ぶりはトップクラスの企業だと思います。
さて今回はアパレルECの売上高ランキングと急成長EC企業をご紹介しました!
アパレル関連の記事「韓国ブランドの紹介」などもしていますので、興味あればご覧ください!
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それでは、今回はこの辺で〜!